包丁人味平点心礼勝負(1)に興味を持ってみた

包丁人人生を賭けた仲代との勝負は終わった。
しかし次に味平をまっていたのは、全国から集まった包丁人たちの挑戦状であった。
味平が選んだ相手は、包丁貴族と呼ばれる団英彦。
団もこれに応じ、”点心礼”で勝負することを誓った。
”点心礼”を知らない味平が、その意味を知り、団に勝てるという自信がついた時が、勝負の日となる。
その後味平は、団が料理部長を勤める超一流ホテル「東洋ホテル」にボーイとして働くことになる。
包丁貴族・団英彦から点心礼の挑戦状を突きつけられた味平は、敵を知るため、団が料理部長を勤める東洋ホテルのボーイとなった。
このホテルでは団が料理を武器に、経営をも支配していた。
その東洋ホテルで、国際重要会議が開催されることが決まったのだが、人気ホテルのため客室は満員。
しかし団はたった3日間で300室あまりの空室をつくることができると断言。
その秘密を探ろうとした味平は、逆に団から仕打ちをくらう。
ついに味平は団へ点心礼の勝負をたたきつけた。
勝負は’肉の宝分け’。
かつてキッチン「ブルドッグ」の北村チーフが、無法板の練二と勝負し、敗れてしまったというほどの至難の技であった。
点心礼勝負”肉の宝分け”は、10分間という時間制限内に一頭の豚肉を調理しやすいように区分けするという勝負であった。
開催場所は、名古屋・熱田神宮!全国の包丁人が押しかけた会場は熱気につつまれていた。
ヨーロッパ仕込みの団の包丁さばきに対抗する味平の秘策は、”白糸つり鐘くずし”と”二刀仕上げ”。
この勝負の判定は、仕上げの量と状態によって決定する!味平と団の点心礼勝負”肉の宝分け”は、質、量ともにほぼ互角。
しかし高鳥居主審の判定は、団に上がった。
点心礼の敗者は、その敗北を認めた印として、勝者に自分の包丁を手渡さなければならない。
だが味平はこの判定に納得がいかず、審判に抗議を申し立てた。
もしそれが認められない場合、味平は二度と包丁人の世界に戻ることはできない。
そこへ現れたのが、包丁界の伝説として伝わる人物、五条流宗家・神林道風であった。
味平と団の勝負に決着をつけるため、道風が提案した勝負は”闘六味”対決だった!!点心礼勝負で互角に闘った味平と団の対決は、再勝負”闘六味”にもちこまれた。
ヒレ肉を使った団のフランス仕込みの料理に対し、味平はクズ肉を使った特製チャーハン、”味平ライス”で勝負に挑む。
この勝負は、熱田神宮の参拝客の中から5人を選んで審査員とするという異例の判決法をとった。
ついに、大勝負の判決が下り、ほっとしたのも束の間、会場に現れた無法板の錬二は、味平に一千万円を賭けたかけ包丁を挑む。
その勝負の舞台は、荒磯の板場…!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60006644

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